かずきち
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先日、とある男性からLINEで、
『気になった化粧水があって買おうと思っているのですが、配合されている〇〇という成分がネットであまり評判が良くないです。それでも、この化粧水を使っても大丈夫でしょうか?』
このような質問をいただきました。
今お読みの読者の方も一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
安易に化粧品を選ぶのは肌へ影響を与える恐れが合うので危険です。
今回は、いただいたご質問をもとに解説していきます。
『この化粧品に含まれる成分は危険ですか?』の答えは4つ
「ネットの評判に心が動いてしまう」
これは一般的に良くある悩みの一つですし、周りからの評判が良くない成分が入っている製品を使うことに抵抗があることは自然なことだと思います。
この質問の答えを大きく分けると、
- 肌へ直接ダメージを与える成分が大量に入っている
- デリケート肌の場合、影響を伴う可能性のある成分が入っている
- 濃度が高いと肌への影響があるが、ほぼ影響の出ない量しか入っていない
- 理論的には安全だが、ネットで叩かれている成分が入っている
この4つしかありません。
ほとんどが、2,3,4のパターンばかりですね。
早速、解説していきますね!
肌へ直接ダメージを与える成分が大量に入っている
肌へめちゃくちゃ刺激のある成分が大量に入ってあることはまず無いと思ってもらってよいです。
なぜなら、国で定められている化粧品基準に則り成分配合しておりますし、刺激のあるものはしっかりと国で一定量の基準値が定められているからです。
海外製品は日本の基準と違いますし、怪しいものが多いです・・・
皮膚の美白効果に利用される『ハイドロキノン』や、皮膚だけでなく骨までを溶かすといわれている劇毒物の『水酸化Na』が高濃度で入っているとなると、『肌へのダメージがあるのでやめた方が良い』とご提案しますね(^^;)
肌への刺激を無くすために中和剤として水酸化Naを入れているのですが、製品がアルカリ寄りになると刺激を感じる場合があるんです。
比較的肌に良いといわれる化粧品に、陽イオン界面活性剤や、陰イオン界面活性剤が成分表の1~3番目に記載されているとか、
ピーリングでよく使われる、サルチル酸、グリコール酸などのAHAが主成分の場合も要注意です。
ニキビ予防などでサルチル酸を選ぶのは良いですが、保湿や美容スキンケア目的では、こういった成分が無い製品を選びましょう。
デリケート肌の場合、影響を伴う可能性のある成分が入っている
男性用化粧品の多くは、清涼感やさっぱりとさせるためか『エタノール』が多めに入っていることが多いです。
無添加防腐剤製品にするためには抗菌力が必要ですから、軽度の皮膚刺激性のある保湿剤『プロパンジオールやペンチレングリコール』を多めに配合しているスキンケアなども、デリケート肌には負担となる場合がある製品もあります。
配合量によって肌への負担も左右されますので、成分表の1~3番目だと濃度が10%以上配合されている場合が多いため、ちょっと刺激になるかなと思います。
とはいっても、案外肌への負担も少ないという方も実際にいらっしゃいます。
ですが、以下のように迷いや悩みを抱えている方も少なくありません。
『使ってみて肌が荒れてきた』
『使うと荒れるかもしれない』
『どうしたらよいかわからない』
心から安心してお使いいただくためにも、ご紹介した成分が配合されている製品を使用しないというのも選択肢としてはアリだと思いますよ^^
私からも、『大丈夫!』と言えないので、使う方自身が心から安心できる製品を見つけることが1番です!
成分濃度が高いと肌への影響があるが、ほぼ影響の出ない量しか入っていない
これは、1や2で解説した成分のことですが、『高濃度だと危険ですが、少量だと無視してOK』なレベルのものです。
『エタノール』で清涼感やさっぱりを肌で実感させるためには、どうしても高配合になってしまうのですが、pH調整用や微量の殺菌効果、溶媒などで使用する場合は、無視してよいです。
たとえデリケート肌でもほとんど刺激がありませんので。
製品安定目的で、防腐剤やpH調整剤などで、
- パラベン
- フェノキシエタノール
- TEA
などが配合されておりますが、
これも実感を目的としているわけではなく、製品の品質や安全性を維持させるためのものですので、デリケート肌でもほとんど刺激がないでしょう。
化粧品成分は皮膚刺激性のデータを実験で行っているものがほとんどですし、低濃度ではほとんど刺激なしのものが多いので、一般的な化粧品であれば問題ないといえます。
くれぐれも成分表の最後の方にこれらが記載されていることを確認して製品を選んでくださいね^^
理論的には安全だが、ネットで叩かれている成分が入っている
界面活性剤やシリコンなどは、よくネットで叩かれていますし、
- シリコンは毛穴に詰まる!
- 合成界面活性剤は肌に悪い!
こんな記載をよく見かけます。
シリコンに関しては、30年ほどの使用実績の中で毛穴に詰まった事例を聞いたことがありませんし、肌につけても毒性はないので安心してください。
たくさんのシリコン配合製品が赤ちゃん用として販売しておりますので。
毛穴に詰まって、皮膚障害なんか出ると即刻使用禁止になりますが、そんなことは無いですよね。
ノンシリコンというワードが流行っているので、気持ち的にシリコンに対して抵抗があるのはすごくわかります。
心から安心した製品を使いたい方であれば、ノンシリコン製品が良いでしょう。
合成界面活性剤においても、洗剤などモノによっては刺激のあるものもありますが、スキンケアで配合されるのは洗剤目的ではなく乳化が目的ですから、刺激のほとんどない『非イオン界面活性剤』が使われます。
- ラウリン酸ソルビタン
- ラウレス-23
- ポリソルベート
このように横文字が並んだりすると、なんかすごく肌に悪そうなイメージを持ちますし、ラウレスと聞くと、ネット界隈のマイナスワードで有名な『ラウレス硫酸』が頭に浮かぶと思いますが、こっちは陰イオン界面活性剤で比較的刺激性のある成分であり、別物なのでご安心を^^
それに、これらの成分は実験においても、高濃度で肌に刺激のないことを確認している安全性の高い成分ですから。
ネットの声によって、心が負担となって本当に良い成分を見失いがちですが、ちゃんと理解して正しく選べば、心だけでなくお肌の負担も無くなりますよ^^
ちょっとしたことでも、ご相談を受け付けております
今回ご紹介した成分を選んで正しい知識を持てば、
『この化粧品に含まれる成分は危険ですか?』
ということに対して自己解決できると思います。
ですが、似たような成分に惑わされそうだったり、少しでも悩みや迷いがある場合はお気軽にご相談くださいね。
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