化粧品成分を知る

医薬部外品とは?化粧品との違いや効果は?[men’s編]

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かずきち

かずきち

メンズ美容メディアPEPEPEMEN/ペペぺメン編集者。30代/子供2人/ 20代に蓄積された肌のダメージを後悔。でも同じような思いを若い男性にはしてほしくない。10年後も若くてぴちぴちな肌を保ち続けてほしいため、メンズコスメ開発を決意。 肌の悩みや、スキンケアについて配信していきます!

医薬部外品の化粧水や乳液をお使いの方、たくさんいらっしゃると思います。

使っているけど、

どんな効果があるんだろう?
化粧品とどう効果が変わるのか?
実際効果ないんじゃないの?

など、疑問に思うことがたくさんあると思います。

実際に、医薬部外品よりも効果のある化粧品があるんです!

この点についてもお伝えしますね。

今回は、医薬部外品のスキンケアの効果について解説します。

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医薬部外品の効果とは?

医薬部外品とはどんなものかご存じでしょうか?

簡単に言うと、

  • 医薬品よりも効果が低く
  • 化粧品よりも効果が高いもの

を言います。

でも実際には、医薬部外品よりも化粧品の方が効果が高い成分配合になっていることもあります。

今回はこの点にも注目していきたいと思います。

化粧品と医薬部外品の違い

まずは化粧品の特徴について説明します。

化粧品とは、

化粧品基準に則ったルールの範囲内であれば、どんな成分をどれだけ配合しても問題ありません。

 

一昔前は、厚労省の許可によって製品が認められていたのですが、今は、メーカー側がちゃんと安全性確認をとっていれば成分配合は自由でOKになりました。

つまり、厚労省の審査なく製品化できます。

今お伝えしたのはメリットに関することで、一方のデメリットはというと、

製品や成分の効能効果を語ることができないんです。。。

例えば、

『シミが消えるよ!』

とか

『ソバカスを防げるよ!』

とか

『ニキビを防げるよ!』

など、成分自体にそういう効能効果が少なからずあったとしてもこのような効果を謳ってはダメです。

せっかくのセールスポイントが無くなるんですね。

消費者への誤解を招かないためですよね。

しかし、化粧品でも化粧品の効能の範囲に記されてある56個の効能効果は謳ってもよいと認められているんです。

『肌荒れを防ぐ』

『肌のキメを整える』

『皮膚に潤いを与える』

こういった内容のことが書かれています。

『作用を穏やかに緩和する』くらいの、ぼんやりとしたことしか言えないんですよね。

 

◆医薬部外品の特徴

有効成分を配合することで、

『シミ防げるよ!』

『ソバカス防げるよ!』

『ニキビが防げるよ!』

など、先ほど説明した化粧品以上の効能効果を謳うことができます。

つまり、化粧品以上の効果を期待できるんです!

 

一方のデメリットはというと、

厚労省で定められた成分と決められた範囲内での配合量の有効成分しか使用できないんです。

良質な新規原料を開発されても、それをすぐに医薬部外品の有効成分として使うことはできません。

ですが、その後厚労省が、安全性と有効性を確認して許可が出れば使用することはOKです。

化粧品の方が医薬部外品よりも有効成分を高配合できる?

化粧品にも有効成分は配合できます。

あくまで化粧品として販売するため、医薬部外品としての効能効果を謳うことはできません。

ですが、有効成分による効果はそれ以上にある場合があります。

なぜなら、化粧品で配合できる有効成分は、医薬部外品で決められている範囲以上の濃度を配合しても良いと認められているからです。

 

シミやソバカスを抑えるために配合される水溶性ビタミンC誘導体(アスコルビン酸など)は、医薬部外品の製品に含まれていても大体3%以下がほとんどです。

というのも、3%以上だと厚労省からの許可が下りないので、製品として販売できないんです。

ですが、化粧品の場合ですと、仮に水溶性ビタミンC誘導体を10~20%配合しても、そもそも厚労省による確認審査が無いので、有効成分を高配合しても製品化できてしまうんです。

有名なのが、市販で売られているロート製薬さんのオバジC20セラムという製品で、

水溶性ビタミンC誘導体が20%も配合されている化粧品なんです。

医薬部外品であれば認められない配合濃度ですが、化粧品であればこういった販売方法も可能なんです。

配合濃度が多いほうが効果も上がるという実験結果も出ております。

だとすると、『化粧品だけど配合濃度が多い製品』に魅力を感じるのも不思議ではありませんよね。

ですが、配合濃度が高くなると効果が良い反面、その分刺激が強くなるという側面もあります。

このように、アメリカで行ったアスコルビン酸の安全性試験によると、

アスコルビン酸を10%含むスキンケアを4日間連続で皮膚に適用したところ、

許容範囲の刺激性ではあったものの、

全く刺激が無いとは言えないデータが報告されています。

 

ですので、

『シミやソバカスをもっと防ぎたいから、ビタミンC誘導体が入った製品が良い』

というのを求めすぎてしまうと、

かえって皮膚刺激になるのも否定できません。

この実験の例では、4日間連続の閉塞バッチなので、刺激ができやすい環境下だったかもせれませんね。

基本的に医薬部外品は、有効成分を配合した製品自体の安全性を確認しておりますので、普段スキンケアとして使うには刺激はほとんどないものが製品として販売されております。

私個人の意見ですが、
・シミやソバカスを消したいくらいの悩みがあれば、医薬品を処方
・スキンケアとしてシミやそばかすを防ぎ、肌への負担を抑えたいのであれば、医薬部外品を使用
・それなりに安全に綺麗な肌を保ちたいのであれば、化粧品を使用

のがおススメです^^

結論:効果を求めるのであれば医薬部外品がおススメ

化粧品よりは医薬部外品の方が効能効果があるということが分かりました。

ですが、製品によっては効果が逆転することがあるのは覚えておいてくださいね^^

かといって効果を求めすぎると肌への負担となり本末転倒ですので、肌に負担が少なく自分が求めている製品を選ぶようにしましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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