化粧品成分を知る

医薬部外品と化粧品違いは?分かりやすく解説します

化粧品成分を知る

普段何気なく使っている『医薬部外品』
スキンケア製品ではよく目にしますよね。

今回は、

  • 医薬部外品とは
  • 化粧品との違い
  • 医薬部外品の正しい選び方

についてわかりやすく解説します。

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医薬部外品と化粧品の違いは?

薬局やネットでも取り扱っている医薬部外品ですが、何気なくスキンケアとして使っている男性も多いかと思います。

それに、化粧品=スキンケア

と思っている方も少ないのではないでしょうか。

この解釈は間違いです。

意外と、医薬部外品と化粧品には違いがあって、それがすごく重要なんです。

直接お肌につけるものですから、重要なものを疎かにしたくないですよね。

この2つの大きな違いは、

『有効成分が配合されているか、されていないか』

です。

医薬部外品とは?

まずはじめに、医薬部外品とは何なのか?

を知った方が、より理解しやすいと思いますので、先に説明させてください。

化粧品との違いが分かりやすいように、2つの商品を並べてみました。

◆化粧水

メンズスキンケアで誰もが知っているメンズビオレ、

  • (左)ローションタイプ
  • (右)薬用アクネケアタイプ

の化粧水であり、

左のローションタイプが、化粧品の化粧水

右の薬用アクネケアタイプが医薬部外品の化粧水です。

 

◆乳液

こちらは、無印良品さんの

  • (左)乳液・敏感肌用/高保湿タイプ
  • (右)敏感肌用/薬用美白乳液

の乳液になりまして、

左の乳液・敏感肌用/高保湿タイプが、化粧品の乳液

右の敏感肌用/薬用美白乳液が、医薬部外品の乳液

となります。

一般的に『薬用』と記載のある化粧品は医薬部外品であり、薬用化粧品と呼ばれます。

同じメーカーさんで似たような商品でも、化粧品と医薬部外品の両方を販売しているんですね。

 

そもそも、化粧品、医薬部外品の他に、医薬品というものがございます。

私たちが普段から、スキンケアやシャンプーなどで使っている日常品というのは、薬機法で定められている3つの商品に分類されます。

それがこの、

  • 化粧品
  • 医薬部外品
  • 医薬品

なんです。

もっと詳しく医薬部外品について知りたい方はこちらから
医薬部外品とは?化粧品との違いや効果は?[men’s編]

化粧品とは、肌に使い続けても影響のないものを言います。

ですので、毎日使い続けても安心して使えますし、比較的お肌に影響が出ないといわれております。

 

反対に医薬品は、お医者さんが処方する薬のようなもので、治療効果があるといわれているものです。

怪我した時に治すお薬や、ニキビができたときに塗る薬のことを言います。

早く治すのが目的ですね。

ですので、毎日使うものではないですし、モノによっては使うことによって副作用も生じます。

そのため、用法容量が決まっているんです。

つまり、効果は高いけど、その分お肌に負担がかかるリスクが伴ってきます。

 

化粧品のように安全だけど、効果があるものとして認められているものを、医薬部外品と言います。

分かりやすく言うと、化粧品と医薬品の間の商品で、

『効果もそれなりにあって、副作用のリスクもそこまで大きくない』といえるものです。

有効成分の記載があるかないかで見分けよう

無印良品の乳液を例にとって解説します。

<化粧品>
乳液・敏感肌用/高保湿タイプ【全成分】

水、オリーブ果実油、DPG、グリセリン、PEG-32、パルミチン酸エチルヘキシル、ペンチレングリコール、グリコシルトレハロース、ステアリン酸グリセリル、ホホバ種子油、加水分解水添デンプン、ステアリン酸PEG-75、ベヘニルアルコール、ポリソルベート80、アラントイン、ポリクオタニウム-51、スベリヒユエキス、グレープフルーツ種子エキス、カルボマー、アルギニン、BG、キサンタンガム、トコフェロール、クエン酸Na、フェノキシエタノール

こちらは、無印良品の乳液(化粧品)ですが、有効成分の記載がないですね。

 

一方の、敏感肌用・薬用美白乳液はというと、

<医薬部外品>
敏感肌用・薬用美白乳液【全成分】

【有効成分】
ビタミンC・2-グルコシド、グリチルリチン酸2K

【その他の成分】
水、オリブ油、DPG、濃グリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、PEG(31)、1,2-ペンタンジオール、親油型ステアリン酸グリセリル、ホホバ油、ベヘニルアルコール、オレイン酸POE(20)ソルビタン、ステアリン酸PEG、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、BG、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、クエン酸Na、水酸化K、天然ビタミンE、フェノキシエタノール

このように、

  • ビタミンC・2-グルコシド
  • グリチルリチン酸2K

2つの有効成分の記載があります。

有効成分の有無が、化粧品と医薬部外品の大きな違いです。

 

とはいえ、化粧品に有効成分が入っていないというわけではなく、製品によっては入っている場合もあります。
化粧品に有効成分を配合することは、法律上認められております。

医薬部外品の場合は、

  • 長期間使用してもよい安全性試験
  • 有効成分を配合した時の効果試験

これをクリアして正式に国から許可を得たものが製品化されます。

つまり、化粧品に有効成分が入っていても効果があるか無いかが分からないんです。

だから、医薬部外品の方が効果や有効性が高くなるんです。

医薬部外品は全成分の記載がない

いくら医薬部外品に効果があるからと言っても、個人的には化粧品の方をおススメします。

全成分表示が安心安全を意味するからです。

化粧品には、『全成分』表示の記載義務があります。

何が配合されているかが分かるので、肌に良いものや悪いといわれている成分もすべて網羅できます。

安全性を重視して選ぶ方は化粧品がおススメです。

例えば、

ヒリヒリを避けたい方は『エタノール』が配合されていないとか、

保湿を重視したい方は『ヒアルロン酸』『コラーゲン』が配合されているとか、

自分の目で安心安全な製品を見極めて選ぶことができます。

 

しかし、医薬部外品の場合は全成分表示記載する義務がありません。

ですので、有効成分やその他の成分で書かれていない基剤や保湿剤、美容成分などがあったりします。

極論、肌に良い成分のみを記載するといいうこともメーカー側の判断によって可能です。

旧表示指定成分に記載のあるものは記載しないといけませんが、載せたところで全成分を網羅することはできない製品がほとんどです。

つまり、医薬部外品の成分表示はあてにならないんです!

しかしながら、医薬部外品を製品化するメーカーさんは、全成分表示を法律ではない自主基準を定められていることから、全成分を記載するようにしているところが多いです。

全成分表示があっても信頼性は低い

化粧品は全成分表示に、『1%以上の成分は配合量の多い順に記載するルール』がありますが、医薬部外品にはそれがありません。

ですので、【その他の成分】にとりあえず記載しておけば良いのです。

<医薬部外品>
敏感肌用・薬用美白乳液【全成分】

【有効成分】
ビタミンC・2-グルコシド、グリチルリチン酸2K

【その他の成分】
水、オリブ油、DPG、濃グリセリン、パルミチン酸エチルヘキシル、PEG(31)、1,2-ペンタンジオール、親油型ステアリン酸グリセリル、ホホバ油、ベヘニルアルコール、オレイン酸POE(20)ソルビタン、ステアリン酸PEG、メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、ヒアルロン酸Na-2、スベリヒユエキス、グレープフルーツエキス、アンズ果汁、1,2-ヘキサンジオール・1,2-オクタンジオール混合物、BG、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、クエン酸Na、水酸化K、天然ビタミンE、フェノキシエタノール

こちらを見ていただくと分かる通り、【その他の成分】にたくさんの基剤や保湿剤などが記載されていますが、どれがどの順番で配合されているかメーカー以外は情報が与えられません。

このように、肌に刺激のある成分の配合量とかが判定できない商品もあるんです。

でも、すべての商品がそうというわけでもなく、化粧品のルールに倣って記載している商品もあります。

今回ご紹介した、『無印良品の敏感肌用・薬用美白乳液』は、100%合っている保証はないですが、成分表の順番として、水、オリブ油、DPGと並んでおり、一般的な化粧品と同じベース基剤で並んでおります。

なので、『無印良品の製品は比較的信頼性が高く、安心安全なものが多いのでは』という、私の個人的な見解です。

『この商品は確実に化粧品に則ったルール順に並んでいる』

ということはほぼ解読不可能なので、自分の肌に合ったものがどれくらい配合されているかが見れる、『化粧品』を選ぶのがおススメです。

医薬部外品は有効成分で判断

これまでお伝えしてきた通り、医薬部外品は全成分表示の記載がなくてもよく、順不同でも良いということが分かりました。

なので、その他の成分一覧を見るよりも、有効成分でその製品の良し悪しを判断するようにしましょう。

有効成分さえわかれば、その効果も大体分かるからです。

無印商品の医薬部外品をご紹介しましたが、配合されているビタミンC・2-グルコシドは、

  • メラニン還元による色素沈着抑制作用
  • 紫外線照射における抗炎症作用
  • コラーゲン産生増強による抗老化作用

このような効果があるだろうと、推測ができます。

もう一つのグリチルリチン酸2Kは、抗炎症作用や、バリア機能改善作用などの効果があると予測することができます。

医薬部外品製品の選び方

医薬部外品製品の選び方は、

  1. 有効成分をチェックする
  2. ネットで自分が求めている効果があるかを調べる

この順番でやってみると良いですよ^^

【その他の成分】は、信頼性が低いのであまり参考にする必要は無いと思います。

結論:化粧品と医薬部外品の違いは『有効成分』の有無

医薬部外品とは、化粧品と医薬品の中間の製品であり、化粧品との違いは『有効成分』の有無であることが分かりました。

本来ドラッグストアやネットで手軽に手に入る以上、化粧品並みの安全性や毎日使いでの安全性テストをクリアしたものが販売されていなければいけません。

ですので、医薬部外品でも化粧品と同等な安全性があり、使っていてもリスクはほとんどないといえます。

ですが、一つ懸念していることがあって・・・

スキンケアって、化粧水や乳液、美容液など何種類も使ったりする人が多いと思います。

医薬部外品の製品一つ一つでは毎日使っても大丈夫ですよ。と立証するために安全性テストを行っているのですが、何種類もの製品を組み合わせての安全性テストをしているところはほとんどありません。

なので、何種類も医薬部外品の製品を使っていると、安全性が保証できない可能性があると思っています。

なんと、医薬部外品による肌トラブルが実際に日本で起こっているんです!

2013年に起こった『カネボウの白斑問題』があったかと思いますが、肌が白くなる現象で未だに確かな証拠も不明のままなんですよね・・・

製品にロドデノールという成分が配合されており、

『ロドデノールが悪い!』

と様々な仮説が立てられておりますが、

私自身の見解では、肌に使い過ぎだったんじゃないかと(^^;)

もちろん、ロドデノールも一つの要因です。

使い過ぎによって、医薬品レベルの副作用が出てしまったんじゃないかと思っています。

 

このように、医薬部外品は安全性は認められて入るものの、他の製品と一緒に使ったり、大量に使ったりすると、肌トラブルに繋がりかねないということです。

最後に

間違った医薬部外品製品を選んだりすると、ニキビ予防を求めていたのに、全く逆効果だったり、乾燥肌を良くしたいと求めていると、脂性肌用だったりする場合があります。

しっかりと自分のお肌と正しい選び方で、まずは、化粧品なのか医薬部外品なのか医薬品なのかを選び、自分が求めている商品を選んでほしいと思います。

この記事を参考にしていただき、スキンケア選びに役立てていただければ嬉しいです^^

この記事で説明した内容以外にも、男性のスキンケアについての記事をいくつかご紹介しておりますので是非ご覧くださいね^^

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